胃炎の治療と食事療法に関する

胃炎は、食べ過ぎや飲みすぎ、精神的なストレスなどから胃粘膜が直接刺激を受けて起こる胃の炎症、急性のものや慢性のものがあります。極軽症のものであれば、2〜3日の時間をおけば、自然と治癒していきます。

重い症状のものであれば、かなりの痛みを発していたり、人によっては、吐血に至る場合もあります。慢性のタイプは、急性のものよりも軽い症状の場合が多いですが、胃粘膜が薄れていたり、剥がれていたりする場合もあります。

食事をする時の注意点を上げると、アルコール類や香辛料、熱いもの、刺激の強いものは避けるようにすることが大切です。胃に負担をかけないようにする為に、食性にあったもの、消化の良いものを選ぶこと。

食べ物は細かく刻むようにしたり、よく煮て素材を柔らかくするなどして、吸収を助ける調理法も大切。よく噛んで食べることは、胃腸の働きを助けます。

胃の粘膜を丈夫にする為には、タンパク質を食性に合ったものにすること、味噌や納豆、豆腐など、大豆加工食品の積極的に摂るようにすること、プラス、お米は、発芽玄米にすることが役立ちます。

油脂は、胃の中に長くとどまる傾向があり、胃の炎症やむかつきなどの原因にもなります。リノレン酸からαリノレン酸の油脂に切り替えること。エゴマ、シソの油、亜麻仁の油が良いとされています。